日曜日は、競馬の祭典、日本ダービーでした。
直前まで大雨で、なんと40年ぶりとなる「不良」馬場で行われたこの一戦を制したのはロジユニヴァース。前走の皐月賞では断然の1番人気に推されながらも不可解な凡走で14着に惨敗。今回はその名誉を挽回した形になりました。逆に、その皐月賞を驚異的な強さで勝ち、今回は「1強」の看板を背負ったアンライバルドは、雨で泥んこになった馬場がこたえたのか12着に沈み、2冠達成はなりませんでした。
ロジユニヴァースを勝利に導いた横山典弘騎手は、誰もが認めるトップ騎手であり、今やベテランの一人ですが、不思議なことになぜかここまでダービーに縁がありませんでした(2着がこれまでに3回あったのですが…)。この横山ノリ騎手がついに悲願のダービージョッキーとなり、2着リーチザクラウンに騎乗していた武豊騎手に祝福されるシーンには、胸が熱くなりました。
このように色々な意味でドラマチックな、今後長く語り継がれるであろうレースとなった今年のダービー。
実は、私にとっても生涯忘れられないレースとなりました。
なんと、生まれて初めてダービーの馬券を的中させたのです!!
競馬を本格的に始めて14年。それで今まで一度もダービーの馬券を取ったことがなかったというのも、我ながらあまりにも間抜けというかなんというか。
私は基本的に、応援している馬の馬券しか買わない人間なので、14年目にして初めて、「この馬にダービーを勝ってほしい」という願いが叶った、という言い方もできるかと思います。
「ダービー」というのは、本当に特別なレースです。競馬界の1年はこのレースを中心に回っているといっても過言ではないくらい。
そんなレースを自分の応援している馬が勝ち、おまけに予想が的中して馬券で儲かる、というのは、なんだかこの先1年間は幸せに暮らせそうな気がしてしまうくらい(笑)嬉しいことでした。この喜びを知らずして、今まで14年間も競馬を続けてきたのか…と、過去の自分が不憫に思えてくるくらいの、本当に特別な嬉しさです。って、少々調子に乗ってます、自分(笑)。
あまりにも嬉しかったので(それにかなり懐も温かくなったので)、この日はシャンパンを買って、家でささやかな宴会をして祝杯を上げました。
初夏らしい、トマトのサラダとか。
チキンのローストとか。
他にもレバーペーストやパスタも作ったのですが、写真を撮り忘れました(笑)。
実はこの日曜日は、「ジロ・デ・イタリア」というイタリア一周自転車ロードレースの最終日にも当たっていたので、夜はシャンパンを飲みながら自転車レースの中継を観戦。
これまた最後の最後まで手に汗握る激闘で、幕切れの直前まで目の離せない、ドラマチックなレースでした。
昼も夜もあまりにも感動的なレースにすっかり盛り上がってしまい、ついつい飲みすぎました。
今日は軽く二日酔い。調子に乗りすぎ、さすがに反省。
いやーでも、ひたすら「いいもの見たなあ!」という満足感で一杯の幸せな日曜日でした。
シャンパンと違って、こういう余韻にはずっと酔っていたいものです。