少々遅くなりましたが、NAHAマラソンの総括をざっとしておこうと思います。
結論から言うと、今回は思いがけず「NAHAベスト」のタイムで完走することができました。
今年の夏は引越しやパートナーの夏風邪などが重なり、練習量ががくっと減ってしまっていました。ようやく 週2、3回ペースで走れるようになったのは10月に入ってから。それでも毎月の練習量は100kmちょっとというレベルで、こんな状態で果たしてちゃんとフルを完走できるのか、実は結構不安でした。
とか言いつつ、実はマラソン前日も結構遅くまで飲んでいたりしたのですが…。ま、飲み歩きは那覇を訪れる楽しみの一つでもあるので(笑)。
当日は極端に暑くもなく(もちろん寒くもなく)、湿気が少ないというとてもいいコンディション。最高気温は22度くらいだったのでしょうか?前半はかなり日差しが強くて「さすが沖縄!」という感じだったのですが、後半少し曇って涼しくなり、しのぎやすかったです。
今年の参加者はいよいよ3万人を超えたようで、日本最大規模の市民マラソンの地位を東京マラソンから奪回した模様。
ところが、参加者が多いのはいいのですが、何しろその人数に見合うほどコースが広くないので、毎年の事ながら渋滞がひどいのです。今回はスタート地点にたどり着くまで20分かかり、その後も断続的に渋滞。結局、ランナーがばらけて完全にマイペースで走れるようになったのは、実に30km以上走ってからでした。
今年は良くも悪くも、この「渋滞」に左右される結果となったように思います。
恒例の5kmごとのラップタイム。
0-5km 0:36:48
5-10km 0:35:10
10-15km 0:35:27
15-20km 0:34:58
20-25km 0:33:58
25-30km 0:37:14
30-35km 0:32:20
35-40km 0:31:54
40km‐フィニッシュ 0:13:15
ネットタイム4時間51分06秒
※途中、25‐30km区間でトイレに行って5分弱ロスしているので、実際にはほぼ自己ベストに近いタイムでした。
前半はずーっと渋滞に巻き込まれていたので、少なくとも20kmくらいまでのタイムは、自分で意図的に作ったペースではなく集団にコントロールされていたペースといったほうが正しいです。
さすがにこの前半区間はかなりストレスがありました。本当はやりたくなかったのですが、人の間を縫うような形で走り、結構強引に前の人を抜いたり、時には前のランナーに進路を阻まれてブレーキをかけたり…。ストップ&ゴーが多かったせいか、爪先をちょっと痛めてしまいました。両足親指の爪の下の内出血で、翌日はちょっと腫れましたが、医者にかかるほどではなさそうです。
しかし、前半意図せずにペースを抑えた結果が後半のスピードアップにつながったのかもしれません。そう考えると渋滞も悪くないか(笑)。それとも、最初からマイペースで走れればもっとタイムが伸びたのでしょうか…そうなるともう、「たられば」の世界になってしまうのですが。
とにかく今回一番嬉しかったのは、35-40kmのラップタイムが一番速かったという事実!NAHAのコースは36km過ぎから40kmくらいまで、ランナー泣かせのだらだらとした登り坂が続くので、ここでベストラップが出たのには我ながらびっくり。
確かに、登り坂がしんどい感じはまったくなかったので、多少耐性ができてきたのかもしれません。
でも、何よりも37km付近で今年も差し入れを下さったTさんの存在が大きかった。Tさん、ゼリーありがとうございました。あそこで一気にエネルギーチャージできた感じでした!
他にも、改めて書くまでもなくやはりNAHAの応援は凄いです。応援見たさに走っている感すらあります。毎年決まった場所にいる応援団(バンドとか)がいるので、結構それを励みに走れるんですよね…「もうすぐ『鉄腕アトム』の人たちがいるはずだ!」とか(笑)。
そんなわけで、今回は後半もかなり楽に走れたのですが、それでもさすがにフルの最後はヘロヘロです。
しかし、10月に走った諏訪湖ハーフよりも、今回のフルの方がゴール後の「ヘロヘロ度」が低かったような気が…。もちろん、練習量や全体的なペースの違いもあるのでしょうが。それでも、やっぱり自分はスピードタイプではなく持久力タイプなんだなあ、と改めて感じました。魚でいうと鯛じゃなくて鮪ですか。そんなに速くないけど。いや、そもそも魚に例える意味があまりないけど。
NAHAを思ったよりいいタイムで走れたので、来年2月の東京マラソンが楽しみになってきました。
「完走」以上の目標は滅多に立てないのですが(達成できなかったときに落ち込むから・笑)、今度の東京は珍しく、「フルマラソン自己ベスト」を明確な目標にして、練習に励もうと思います!