いよいよ、今週の日曜日に迫った東京マラソン。
今から早く走りたくてうずうずしています!…と言いたいところなのですが、実は準備段階で一頓挫ありまして、正直なところ今はかなり腰が引けている状態です。
というのも、このところしばらく医者通いが続いてしまっていたので…いや、全然深刻な話ではないのですが。
まずは、1月の終わりごろに軽い貧血症状が出ました。
貧血はもう慣れたものなので、走っているときの息切れの仕方などで、すぐに気付きました。早めに処置しないと東京マラソンに間に合わない!と、すぐに近所のお医者さんに相談して血液検査をしてもらい、案の定数値が少し低かったので鉄剤を処方してもらいました。
さあ、これで万全!と思った矢先、2月の初めに今度はちょっとした風邪を引いてしまいまして。
このときもすぐに同じお医者さんに行ったのですが、幸いインフルエンザではなくごく普通の風邪でした。熱が上がることもなく、症状も非常に軽くて済みました。
ところが。当初は何ともなかったのに、治りかけに咳が出てきてしまったのです。
咳風邪はほとんど持病のようなもので、過去には1カ月以上咳が止まらなかったこともあります。
定期的に走るようになってからは、症状があまりひどくなることは少なかったのですが、今回はなぜか結構長引いてしまいました。
結局、何回かお医者さんに行き、最後に処方してもらった薬がよく効いているようで、今は順調に回復しています。
いやー、それにしても今回の咳は参りました。
「大会が近いのに練習してない!」「でも治さないと練習できない!」「走りたいのに治らない!」と、気持ちばかりが空回り。そのうち「せっかく抽選に通ったのに、このままでは当日棄権する羽目になる」なんて考え始めるともうだめです。マラソンに関係した新聞記事やニュースを目にするだけで落ち込んだりして、なんだか1週間くらいずっとしょげていました。
なまじ、人気のある大会だけに、「治らなければあきらめよう」なんて簡単に割り切れなくなっちゃうんですね~。もちろん、趣味でやっているマラソンなんだし、そんなにプレッシャーを感じる必要はどこにもないんですけど。
結局、体調管理なんて言ってはいても、私のレベルでは自分の身体なんてそんなに思うようにコントロールできるわけじゃありません。病気も怪我もすべて運次第とはいいませんが、ある程度気を遣っていても体調を崩すときは崩します。それをなんだか理不尽なことのように感じて落ち込んでいたのですが、それはむしろ身勝手な話というもの。
ベストの状態を100%として、60%ならこのくらい走れそうだとか、20%ならスタートも無理だろうとか、普段から意識しておくといいのかもしれません。つい、いつもベストの状態で走れることを前提に考えていたので、なかなか気持ちの切り替えができませんでした。
さて、日曜日ですが、おかげさまで今はかなり体調もよくなっていますので、無事スタートラインには立てそうです。
とはいえ準備不足は否めないので、いい記録はもちろん期待できません。体調次第では途中棄権も視野に入れつつ走ることになりそうです。
幸いお天気は悪くなさそうなので、今年はのんびり観光気分で走ってこようと思います。なんだか、抽選に外れてしまった皆さんには申し訳ないのですが。
走る前からいい教訓を得た、今年の東京マラソンでした。