この3連休、阪神と小倉で競馬が開催されます。
この困難な時期に、「こんな非常時に、よりによって競馬かよ」という「不謹慎ビーム」に曝されつつも、早期の再開にこぎつけた関係者の方々の努力に敬意を表します。
騎手の方々、なかなか「平常心で」というわけにいかないかもしれませんが、ただでさえ命がけのお仕事です。いつもにもまして、レース中の事故がないようお祈りしています。
20日には夫の出資馬であるマイネルグラードが、阪神競馬場で開催される若葉Sに出走します。ここで好走すると、「クラシック」と呼ばれる春の大きなレースに出走できる可能性があります。もちろんそのように大事なレースだけに出走馬のレベルも高く、ようやく1勝を上げたばかりのグラードにはちょっとハードルが高いとは思いますが。
ちなみに本来は、この日に千葉の中山競馬場で行われるスプリングSに出走する予定でした。しかし、当然ながら今東日本では競馬を開催できる状況ではなく、中山での競馬は当面3月末まで中止の発表がされています。中山なら現地応援に行けるのに!と思ってしまうのですが、実はこの日は、本来ならば夫は「板橋シティマラソン」を走るはずでした。首都圏有数の大規模な市民フルマラソン大会ですが、これまた今回の地震の影響で中止に。
うーん、どちらに転んでも結局現地応援は難しかったのか。というわけで、大人しくTVで応援します。
そして21日には、やはり阪神競馬場で、私自身の出資馬であるマイネクラレットがデビューします。競走馬としてはかなり遅いデビューですが、そもそもデビューすらできない馬も多いのがこの世界。競馬場を走る姿を見られるだけで嬉しいです。
ちなみにこの馬のお父さん、マヤノトップガンは、私にとって「運命の1頭」だった馬ですが、阪神・淡路大震災の復興支援競走として行われた1996年の宝塚記念を勝った馬です。馬主さんは神戸の方で、ご自身も被災され、ご親族を震災で亡くされた方でした。
競馬は確かにギャンブルですが、ただのギャンブルではありません。命が走り、その命が次の世代へとつながれていく仕組みができています。その歩みを止めることは、多くの命の行き場がなくなることでもあります。
そんなことを思い出させてくれる、とても素敵なブログのひとつが、北海道の牧場「
ビックレッドファーム」のものです。馬たちの写真を見るだけでも楽しいので、ご紹介させていただきます。
今週も彼らに精一杯声援を送りたいと思います。
【追記】マイネルグラードの出走するレース名を間違えて投稿してしまったので、内容を修正しました。3/19 12:20