雨が続きますね。
東京ではまだ「長雨」のレベルで済んでいますが、
地域によっては雨は文字通りの「災害」になってしまいます。
水の力って恐ろしい、と、ニュース映像を見ながらつくづく思います。
長野県諏訪地方は、私にとっては「第二の故郷」でもあるので、
川の氾濫や土砂崩れの報道をはらはらしながら見ていました。
早く雨がやむといいのですが…。
私は夏生まれのくせに、夏の暑いのが苦手です。
いえ、最近気付いたのですが、苦手なのは暑さより湿気のようです。
蒸し暑い東京の夏は、本当につらい。北海道へ逃げたくなります。
カラッと晴れていれば、夏の暑さも悪くないと思えるのですが…。
先日の海の日も、今年はたまたま誕生日だったのですが、
結局一日中雨降りで、なんだか冴えない日でしたねー。
こんな風についついぐったりしてしまう季節ですから、
とにかく食べることだけはきちんとしないとバテてしまいます。
そんな私の、夏に欠かせない食べ物が「ラタトゥイユ」。
多分、同じ料理をイタリアでは「カポナータ」と言うのだと思います。
両親と一緒に住んでいる頃から、我が家の常備菜でした。
最近の私は、もう夏はこれとゴーヤで乗り切っているようなものです。
夏野菜とオリーブオイルさえあればできてしまう、
本当に簡単で美味しいおかずなのです!!
材料は夏野菜なら何でも美味しくできます。
絶対に欠かせないのがトマト。
もちろん、生を湯むきして刻んで使ってもいいのですが、
私は缶詰のトマトの方が味が濃く仕上がって好きです。
あと欠かせないのは、玉ねぎ、ニンニク、なす、ピーマン。
ピーマンは赤や黄色の甘いものがあると美味しいですよ。
あとはズッキーニなんかも絶品。セロリもいいですねー。
うちでは、キャベツやかぼちゃなんかが加わることも。
とにかく野菜を食べやすい大きさに刻んだら、
まずはたっぷりのオリーブオイルでニンニクと玉ねぎを炒めます。
玉ねぎが透き通ってきたら、火の通りにくい野菜から順に鍋に入れて、
油が全体に回るまで軽く炒めます。
ここに、生トマトかトマトの水煮缶を入れ、水を少し足します。
トマトがなければ、野菜ジュースで代用してもOKです。
適当に塩をして、あとは弱火でしばらく煮込みます。
野菜がくたっと柔らかくなったらできあがり。
野菜の甘みって、本当に身体に優しくてほっとします。
鍋一杯に作っても、あっという間に食べてしまいます。
でも、残ったものを冷蔵庫に入れて、翌日食べるのがまた美味しい!
味を濃い目にしてパスタソースとして使ってもいいですし、
残ったら水を足してカレールーを溶けば、絶品野菜カレーになります。
とにかく、頼りになる夏のお惣菜なのです。