TVで観戦されていた方も多いのではないでしょうか、東京マラソン。
2月18日の日曜日、冷たい雨の降る中、私は応援に行ってきました!
この国内最大規模の市民マラソンの記念すべき第1回に、
私の学生時代の友人を中心にした走る仲間のうちの2人が出場を果たしました。
(もう1人申し込んでいた人もいたのですが、抽選に漏れてしまったんです。)
というわけで、朝の8時から新宿駅に集合して一日応援することに。
ところが当日朝はご存知のように冷たい雨の降る最悪のコンディション。
ダウンを着ている私ですらじっとしていると寒くて手足がかじかんできます。
仲間内の選手の一人は前日微熱があって寝ていたとかで、
スタート時にひときわひどくなる雨の中、真剣に心配しました。
それでもスタート地点の都庁前に向かう彼らに
「無理しないで」「頑張って」と声を掛け、その後私達は移動。
スタートの号砲が鳴るところを観たかったのですが、
ランナー以外の人がそのエリアに近づくのは難しそうだったので、
急遽新宿大ガードに移動してここで観戦することに。
普段交通量の激しい都心の道が全面的にランナーに解放される、
その光景だけでもなかなかの見ものです。
当日はまず9時に車椅子ランナーのスタートがあり、
その10分後に通常のマラソンのスタートが切られます。
というわけで、大ガードにまずやってきたのは車椅子ランナーたち。
ものすごく速いんですよ!
下り坂だったこともあるんでしょうが、自転車レースのような迫力。
思わず「かっこいい~」とつぶやいてしまいました。
さて、一通りランナーたちを見送った後は、丸の内線で銀座へ移動。
やっぱりあの目抜き通りをランナーが走るところを観たいじゃないですか。
和光のある4丁目の交差点も、車はもちろんのこと人の通行も禁止。
こんな強引な措置が取れるのは、地下鉄網が発達していて、
地下道での横断や移動が可能な東京ならではだな、と実感しました。
しかし、ランナーには申し訳ないけれどこの日は本当に寒くて、
沿道で立ちん坊で応援するにはちょっとつらい雰囲気。
なので、ズルをして松屋の先の風月堂のティールームに逃げ込んでしまいました。
朝の10時過ぎという時間のせいか、店内は空いていて、
何と窓際の絶好の観戦席を独占!
優雅にケーキセットなどいただきながら、ランナーを見下ろすの図…
雨の中走ってた皆さん、ゴメンなさい(笑)。
で、これが風月堂から観た銀座を走るランナーの図。
この日しか観られない不思議な光景です!
ここで仲間のランナー2人が無事通過するのを見届けた私達は、
今度は有楽町線で新富町まで移動。
35kmを過ぎ、橋によるアップダウンが続くエリアを目前に控えたポイントで、
仲間に声援を送ろうという作戦です。
新富町駅の出口付近は給水所になっていたのですが、
その給水を過ぎたすぐのあたりに陣取ります。
ところがここが、川の上ということもあって風が吹き抜けて寒い!
傘を差しながら仲間を待っている間は本当に寒くて、
いっそ自分が走りたい気分でした。
でもランナーの皆さん、頑張ってましたよ~。
仮装している人もいたのですが、たとえばサルの仮装をしている人には
沿道から「おお、サル頑張れ!」と大きな声を張り上げます。
するとサル君は手を挙げて声援に答えてくれたりするわけです。
「遊び半分でけしからん」なんて言う人もいるようですが、
私はこんな仮装ランナーの心意気は天晴れだと思ってしまうのです。
気ぐるみ着て走るのなんて、本当に大変だと思いますよ。
で、新富町でも2人のランナーの通過を無事見届け(2人とも応援に気付いてくれました)、
その後急いで今度はゴール地点の東京ビッグサイトまで移動。
ビッグサイトをゴールにしたのは、よく考えたな、という感じです。
フルマラソン出場者2万5千人プラス応援者、
その膨大な人数を室内に楽に収容できるのはここぐらいしかないでしょう。
寒さと戦ってきたランナーにとって、ゴール後にすぐ室内に入れるのはありがたいはず。
ただ、残念なことに預けた荷物の受け渡しに時間がかかったようで、
寒い屋外で長時間待たされたランナーもいたようです。
仲間の2人はどちらも見事完走!
体調の悪かった1人は最後に歩いたと言っていましたが、
もう1人はきっちりペースを守って自己ベストに近いタイムだったようです。
いやあすごい!
彼らの勇姿に感動した私は、フルマラソン完走への憧れをさらに強くしました。
午後になって空は恨めしいほど綺麗に晴れました。
ビッグサイトをバックに、記念にパチリ。みんなお疲れさま!
この後私達はりんかい線で渋谷に繰り出し、
打ち上げと称してビールをしこたま飲んで大いに盛り上がりました(笑)。
東京初の市民マラソン。
色々改善すべき課題もあったようですが、観戦していて純粋に楽しかったです。
今後もぜひ続けて欲しいイベントだと思います。
で、このブログを読んでいる方には、
来年はぜひとも沿道でちらっとでも観戦することをお勧めします。
交通規制があったりして色々不便も生じますが、
こういうイベントはやっぱり参加して積極的に楽しむのが一番おトクですよ!
普段、人と車で息切れしそうな都心の道を、
車椅子やランナーだけが走っていく風景は、なかなか清々しいものがあります。
そして、いつかは走る側で参加したいな、と夢見る私なのでした。