会社の後輩から、「寒干し大根」をお土産にいただきました。
我が家で大根を干しているという話をしていたので、旅行先で見つけたときにとっさに思い出してくれたようです。ありがとう!
で、普通なら漬物とか汁ものとかを作るところなんでしょうが、うちは当然ながらパスタに挑戦。
多分、ソースの味をよく吸うだろうな、と思ったので、このところ気に入っている「なんちゃってサルシッチャ」を入れたパスタに仕立てました。
サルシッチャというのは、イタリア語でソーセージのこと。でも、パスタには細長く腸詰にしたものではなく、いわゆる「生ソーセージ」状態のものをちぎった感じで入っていることがあります(お気に入りのイタリアンレストランでもよく出てきます)。
正式な作り方はわかりませんが、実はこれ、家でもそれっぽいものが割と簡単に作れてしまうのです。
豚のひき肉、塩、コショウ、お好みのハーブを刻んだもの(今回はタイムを使いました。生の葉をたっぷり入れると美味しいです)、パン粉、牛乳少々をよく混ぜて、ハンバーグのタネのようなものをつくります。
フライパンでスライスしたにんにくをオリーブオイルと一緒にゆっくり加熱し、香りが出てきたら、混ぜておいたひき肉を指先でちぎってフライパンに入れます。大きさは、親指の頭大くらいが食べやすいです。
すぐに混ぜたり炒めたりせず、この状態で少し蓋をして弱火で火を通します。そうするとミートボールのように固まってくるので、そうしたらお好みの野菜などを入れ(今回はここで、戻して一口大に切った大根を入れました)、よく炒めます。水分が足りないようならパスタのゆで汁を加えてください。
火が通ったら茹でたパスタと混ぜて出来上がりです。
相方が大根だと色が地味なので、スナップえんどうを彩りに加えました。
味は上々…ですが、食感がもろに「たくあん」なので、慣れない人はちょっと引くかもしれません(笑)。もちろん漬物の味がするわけではありませんよ!
干した大根のなんともいえない甘みは、豚肉のうまみと脂と相性がいいように私は思うのです。ベーコンと一緒に炒めれば、ビールによく合う肴になりそうです。