結婚式の引き出物で「困りもの」をもらってしまった、
という経験は誰にでもあるのじゃないかと思います。
逆に、「あの引き出物は役に立ったなあ!」ということは少ないかも。
そのせいか、最近ではカタログ式の引き出物も増えていますね。
先週の土曜日に、友人の結婚式に出席しました。
高校時代からの友人で、職場も同じだったので
(というか、彼女が私を今の職場に紹介してくれたので)
それだけ付き合いの長い友人が結婚する、というだけで、
何だか感慨深いものがありました。
式は本当に心のこもった、新郎新婦の人柄の表れたものでした。
「あ、お洒落」とにっこりしたのは、ゲスト一人ひとりの席に、
それぞれの名前の彫られた小さなグラスが置かれていたこと。
かわいいキャンディが入っていましたが、私はもちろん、
日本酒などを飲むのに愛用してしまいそうです。
そして、引き出物がまた、一人ずつ違っていたらしいのです。
これには本当に感心しました。
式の直前まで、仕事やら引越しの準備やらで、
かなり多忙にしていたはずの彼女なのに。
それでも、ゲストのひとりずつにふさわしいものを選ぼうという、
その心遣いのこまやかさ。
子供時代をヨーロッパで過ごした彼女らしい計らいです。
それで、私の引き出物ですが。
家に帰って大きな箱を開けて、びっくりしました。
出てきたのは、本当に大きな漆塗りの…サラダボウル。
あれっ、A子さん、このブログ読んでいたの?
直径30cmはあろうかというその巨大なサラダボウルは、
漆塗りだけあって軽くて、しかもさりげなくゴージャス。
一人暮らしにはもったいない…と思いながらも、
今日はそのサラダボウルに山盛りのサラダを作って、
すっかりご満悦でした。
なんでもないサラダがこーんなに豪華な雰囲気に!
もちろん、サラダだけでなく、パスタにも煮物にも使えそうです。
…そんなに大量に食べるかどうかは別として。
漆の器というのも、ひとつは欲しいと思っていたものでした。
食べ終わってからすぐに洗って、洗剤をよくすすいで、
しっかり水分を拭き取った後、また箱にしまって棚へ収納しました。
今までにもらった引き出物の中でも最大級のヒットです。
A子さん、豊かな気分の食卓にしてくれて、本当にありがとう!