このところ「安上がり系」の肴ばかりだったので(笑)、
今日は少し華やかなものを作って気分を盛り上げてみました。
じゃーん。
(というほどのこともないな…。)
実は先日、なかなか贅沢なものを入手したのです。
それは、絞りたてのオリーブオイル。
イタリアから直輸入したオイルを瓶詰めして売ってくれる専門店で、
なんとそのオリーブオイルのテイスティングまでさせてくれます。
「これ、油だよな…」とか思いつつ、小皿に入ったオイルをぺろり。
その瞬間、既成概念がひっくり返りました。
香りの強さ。キレのよさ。そして、輪郭のくっきりとした野生的な味。
特に驚いたのは、舌では感じないのに、後から喉にくる辛味。
飲み込んだ後、喉の入り口のところがかすかにひりっとするのです。
これはもう、油じゃない!調味料だ!オリーブのジュースだ!
私が普段買う食材としては高価な部類に入りますが、
これほどの味なら納得、というわけで即お買い上げ。
そのオリーブオイルを使った、美味しいソースが今日の主役です。
用意するものはエキストラバージン・オリーブオイル、
プチトマト、にんにく、ケッパー、そしてバルサミコ。
もちろん、今日は私のとっておきのバルサミコ、サポローゾ「様」。
にんにくは薄くスライスします。プチトマトは皮ごと縦四つ割りにします。
鍋にオリーブオイルをたっぷり入れて、弱火でにんにくを炒めます。
炒めるというより、オイルでゆっくりと温める感じです。
にんにくに火が通ったら、プチトマトを入れます。種もそのまま。
火を少し強めてトマトにしっかり火を通します。
トマトの水分がじわっと出てきて、オイルと乳化したら、ケッパーを入れ、
さらに軽く塩で味付けします。
これで出来上がり~。
今日は、おろした鯵に塩コショウして小麦粉をはたいてフライパンで焼き、
その上にこのソースをたっぷり乗せてみました。
さらに、上からバルサミコをたら~り。ああ、いい香り。
これは特に魚と相性がいいソースですが、鶏でもいいかもしれません。
今日みたいに鯵やいわしなら、ケッパーでなくオリーブを刻んで入れても。
カジキマグロやスズキとも相性抜群です。
次はためしにパスタにしてみようかな…。
最後に、サポローゾ様とオリーブオイル殿のツーショットを…
あ、いつのまにかガン太乱入!