とっても単純な、お料理ともいえないほどのレシピ。
でもしみじみ美味しい。
そんなメニューを開発(?)してしまって、ご機嫌です。
この夏の定番になりそうな予感がします。
しかし、何と名付けたらいいんでしょう…。
「和風ピクルス」とでもしましょうか。
でも、お酢はまったく使っていないので、ピクルスじゃないなあ。
じゃあ「だし漬け」?
まあ、なんでもいいんです。
要は、ゆでた野菜を出汁に漬けて冷やすだけ。
いやでもこれが、冗談抜きで滅法美味い!
火もあまり使わないし、夏の食卓にはぴったりです。
野菜はなんでもいいのですが、
私はオクラ、みょうが、カリフラワーで試してみました。
まず、昆布で出汁を引きます。
鰹出汁ではなく、ここは絶対に昆布オンリーの出汁を使いましょう。
出汁1カップに、薄口しょうゆを大さじ2の割合で合わせます。
これを冷まし、できれば冷蔵庫で冷やしておきます。
野菜をゆでます。
オクラはそのままさっと。みょうがは少し時間をかけて火を通します。
カリフラワーは小房に分けて、歯ごたえが残るくらいの固めにゆでます。
これらの野菜をまだ熱いまま、冷たい出汁にどぼんと漬けます。
瓶やタッパーなど、密封できる容器がいいですね。
野菜が完全に浸るようにしてください。
みょうがは半分に切って漬けるといいと思います。
これを、冷蔵庫に入れておくだけ。
2、3時間で味がなじんで美味しくなります。
食べやすい大きさに切ったら、漬け汁の出汁と一緒に器に。
鰹節もゴマもしょうゆも、何もいりません。
そのままでストレートに野菜の美味しさが伝わってきます。
暑さにぐったりした身体に、しみじみと優しい味がします。
たとえば、素麺のおともになどいかがでしょう?
もちろん、白いごはんでもいいですし、
枝豆と並べてビールのおつまみにも。
ただし、漬物様ではありますが保存食ではありません。
漬けたら少なくとも翌日には食べ切った方がよさそうです。
毎日せっせと作り、作った端から食べてしまいそう…。