実は、食べ物に関しては「非国民」に近いのです。
というのも、白いごはんがなくても生きていけそうな人間だからです。
1週間、米を口にできない!とかいう状況でもへっちゃら。
液体のコメ(日本酒)が飲めないのはかなりつらいのですが、
固体のコメ(ごはん)が食べられなくても何とかなってしまいます。
でも!
そんな非国民の私でも!
新米の美味しさだけはやっぱり格別、と思います。
新米の白いごはんは、日本人として最高の贅沢のひとつ。
普段は雑穀米が好きな私でも、新米は「銀シャリ」でいただきます。
今日はちょうど休肝日。よしよし、新米を炊こう。
せっかくなので鍋で炊きました。
土鍋で炊けば最高なんですが、うちには土鍋がないのです…。
でも、ステンレス鍋でも十分美味しく炊けます。
鍋で炊くごはんの醍醐味は、やっぱり美味しい「おこげ」。
今日はいかに美味しいおこげを作るか、に全力を注ぎました(笑)。
ガス台の前を離れずに、吹き上がってきた湯気の匂いをかぎ、
最後にちょっと火加減を強くして火を止めて蒸らして…と、
慎重におこげ作り、もとい、ごはん炊きに集中したおかげで、
なかなか満足のいく炊き上がりとなりました!
おこげは写っていませんが、狙い通りきつね色のパリパリでした。
ばんざーい。
母からあみえびの佃煮を分けてもらったので、今日はこれがお供です。
この佃煮、我が家では昔から定番で、「アミ」というだけで通じました。
妹などはこれが何より大好物で、海外で暮らしていた子供時代、
白いごはんに納豆と「アミ」さえあれば、熱もたちどころに下がるという、
実に霊験あらたかな(笑)ありがたい食品でした。
白いごはんに、あみの佃煮。
私にとっては「ノスタルジーの秋」という感じの組み合わせなのです。