最近、「保存食」に興味津々です。
究極スローフードの飯ずしはもちろんのこと、
お漬物だって梅干だって、味噌だって保存食の代表選手。
豆や切り干し大根や干し椎茸やきくらげのような乾物も、
それに考えようによってはお酒だって保存食ですよね。
冷蔵庫や冷凍庫のなかった時代にも、
先人たちは高度な技術と経験とをフル活用して、
風土に合った保存食を上手に食卓に取り入れていたのだなあ、
と、改めて思わずにはいられません。
真面目な話、これを活用しない手はないと思うんですよ。
日持ちのする食材は、上手く使えば一人暮らしの救世主になります。
時間のあるときに一手間かけて、後は冷蔵庫に放り込んでおく。
それだけで、残業した日の晩酌がすごく贅沢に!!
…と、ちょっと広告代理店風にアオってみました(笑)。
最近、自分で作って便利に使っている保存食は、
塩豚、トマトソース、バジルソース、タプナード、ゆずの蜂蜜漬け…
といったところでしょうか。
で、ちょっと新しいことにチャレンジしたくなって、
「牡蠣のオイル漬け」を作ってみました。
スーパーなんかで売っている「加熱用」の剥き身牡蠣を買ってきて、
さっとゆでて、オイルに漬けておくだけです。
今回は唐辛子(鷹の爪)と、煮詰めた牡蠣の茹で汁も加えました。
塩分は一切入れずに、油をひたひたに入れるのがポイントのようです。
オリーブオイルだけだと冷蔵庫で固まってしまうので、
私はサラダオイルを1/3ほど混ぜました。
これを密封容器に入れて冷蔵庫に保存して、
1~2週間置く、とものの本には書いてあります。
10日ほど置いたものを、今回「肴」にしてみました。
アルミホイルに並べて、漬け汁のオイルを上からちょっとたらして、
あとは魚焼きグリルでさっと焼きます。
器に並べて、焼いたときのオイルをかけて、さらにナンプラーをたらします。
うわーーー。
久々に正統派のオリジナル「肴」に出逢えた喜び♪♪
これは牡蠣の旨味だけを凝縮した、なかなか贅沢な
飲兵衛御用達の保存食かもしれません。
日本酒はもちろんOK。ビールももちろん。
ワインや焼酎ももよさそうですが、
むしろウィスキーのシングルモルトとかの出番なんでしょうか?
(蒸留酒はあまりわからないので、適当言ってます・笑)
一人暮らしの強力なサポーター、保存食。
さあ!君も今日から、何かを漬けてみないか?
冷凍食品の殺虫剤成分におびえる日々にはサヨナラだ!
(スミマセン、今日はなぜかCMトーンが抜けないみたいです…)