GWも終わり、日常生活が戻ってきました。
基本的に今年のGWはのんびり過ごした私ですが、
今日は出社するなり大量の急ぎの仕事が待ち受けていて、
前半と後半で無茶苦茶メリハリの効いた一週間になりそうです(苦笑)。
さて、唐突ですが、この時期ダイエットを決意する人も多いのでは。
このところ、晴れの日は昼間は汗ばむような気温になります。
上着を脱いで町を歩いていたら、ウィンドウに映る自分の姿にぎくりとしたり。
あるいは、爽やかな気候に誘われて久しぶりにスポーツをしたら、
翌日は筋肉痛になってしまって運動不足を痛感したり。
デパートにはそろそろノースリーブやリゾート向けの夏物が登場し始めて、
「今年の夏はこれを着こなしたい!」と決意したり…。
あ、春の健康診断で「腹囲」にダメ出しされちゃったオトーサンもいるかな?
分かります分かります、その気持ち。
私も今より10kg近く太っていた10数年前は、
始終「ダイエットしなきゃ!」と決意してました。
決意を繰り返すばかりでしたけど(笑)。
この春、長野マラソンの前、久しぶりに
「ちょっと本気出して体重落とすか」と考えたのです。
というのも、冬の間に少しずつ体重が増えていって、
気がつけば自分にとって最もコンディションがよかった時期と比べて、
1-2kg重いぞ、という状態が続いていたのが気になったからです。
できればフルマラソンには少し身体が軽いくらいで臨みたい。
もちろん、あるかなしかの貴重な筋肉は死守しつつ。
しかし、やってみるとこのわずか1-2kgが落ちないんですねー。
低カロリー・高たんぱくのメニューを考え、
朝は多めに、夜は量を控え目にし、
適度な運動量は維持しているのに、なぜか逆に体重が増えたりして…。
結局、ほとんど絞りきれないままで長野マラソンを走りました。
結果は悪くなかったので、そもそもダイエットの必要はなかったかもしれませんが、
「いざとなれば1-2kgの体重コントロールくらいできる」
と考えていたので、軽いショックはありました。
ところが。
なーんの食事制限もしていない今になって、なぜか体重が減り始め、
大体ベストコンディションのときの数字に近づきつつあります。
一体どういうこと?と何か理不尽なものを感じていたのですが、
ふと、それって実は当たり前なのかも、と思いました。
今の自分の状態を冷静に考えると、何のプレッシャーもない分、
食事も運動も、生活全般に「ほどほど」で満足できているんですね。
マラソン前は「甘いものはやめておこう」とか「食べた分は走ろう」とか、
食事や行動にあれこれと制約を設けていました。
でもこれって、実は結構ストレスだったりしたみたいです。
少なくとも私の場合は、非常に食い意地の張った人間なせいか、
「我慢しなきゃ」と思うとかえって「食べたい!」と強く感じてしまい、
腹八分目でいいところを「カロリーの低い野菜だからいいか~」と、
ついつい満腹になるまで食べてしまう…ということが何度もありました。
さらに、もしかして低カロリーの食事が続くと、
身体の方が「こりゃヤバい、食糧難だ」と判断したりするのでは。
で、体内にエネルギーを蓄える働きをかえって刺激したりして…。
実際、ヘンな話ですがダイエット中ってかえって便秘になったりしませんか?
「こんにゃくばかり食べてるのにおかしいなー」と思ったりした貴方、
もしかしたら身体が「非常事態・燃費節約モード」に切り替わってるのかも!
医学的・科学的根拠は何もない、あくまで感覚的なものですが、
ホントはダイエットに一番効くのは、適度にリラックスすることじゃないか、
と、今さらながらに感じています。
もちろん、個人差もあるでしょうし性格によっても違うでしょうけど、私の場合は
「今日の食事は何カロリー、運動量は何カロリー、体重は何kg」
と数字とにらめっこしながら細かく管理するよりも(しないけど・笑)、
「あー美味しかった。もうちょっと食べられるなあ。でも、ま、いっか」
というテキトーな食事をしていたほうが、
結果的には体重が維持できている、ということのようです。
というか、よく考えてみたら、毎日頭を悩ませなくても、
三度の食事が美味しい程度にお腹を空かせる程度の量にとどめる、
あるいは美味しく食べられる程度に適度に運動する、
という状態で維持される体重こそが、その人の「適性体重」ですよね。
「今度こそ本気でダイエット!」「○日までに△kg痩せる!」
と、「!」マークで気合を入れるよりも、
たとえば朝お腹が空いて目が覚めるような生活を心がけたほうが、
結果的には痩せるんじゃないかと思う今日この頃なのでした。